東京発日帰りバスツアーを中心とした旅行体験記


by ブラウンライス

カテゴリ:ツアーコンダクター( 8 )

真夏の長距離バスツアー

バス添乗員ブログでのつぶやき~ちょっとだけ苦手なこと その七

日帰りバスツアーで長距離と言った場合は、走行距離500km以上のコースを指す。東京発であれば「上高地」「中央アルプス」あたりを含んだコースである

日帰りバスツアーは女性客が圧倒的に多いのだが、通常44席あるバスシートがすべて埋まると、添乗員は補助席に座ることになる。添乗業務は、外に出た場合は小走りも含め歩き回ることが多くなる。当然、戻った時は真夏であれば汗だくの状態

つまり、狭い補助席だと、とても気を使うことになるのだ。実際、早起きした状態で、まる一日補助席に座り続けることは、それだけでも疲れる。それほど気疲れするほうではないが、汗だくで両どなりに女性がいるスタイルだけは、妙に気をつかってしまうのである。

※500kmを越えるとバスドライバーが二人になり、運転席真後ろの二席分を使って休憩する。満席だったので、二席のうち一つを使ってよいか尋ねたら、おもむろに嫌な顔をして「そんなこと言う、添乗員は初めてだ」と断られたことがある。ゆっくり広々とした席で休憩したい気持ちも理解できるが、お金を払ったお客さんが窮屈な思いをしている中、バスで最もよい席とされる位置で、靴を脱いだまま寝そべっている姿は不愉快な光景として記憶している。まあ、そのドライバーの記憶には、不愉快な添乗員として残っているのだろうが
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by banboobook | 2013-07-19 20:36 | ツアーコンダクター
バス添乗員 ブログでのつぶやき~ちょっとだけ苦手なこと その六

ビッグデータという言葉をよく耳にするが、とにかく現代は情報過多である。知ったつもりになっている人が多い世の中とも言える(私も含め)。もちろん個人差があるので、世の中の出来事に無関心な人もいるし「新しいことを知るとモチベーションが上がるタイプ」「情報を知らないと安心できないタイプ」「広く浅くいろいろなことを知りたいタイプ」「根っこを掘り返すように深堀しないと気がすまないタイプ」などなど、知識という点だけでも、いろいろなタイプの人がいたりする

バスドライバーも本当にいろいろな人がいて面白い

先日、記述したように添乗員は旅程管理でいろいろ考えることが多いのだが、「せっかちで情報通のドライバーさん」は必ず頻繁に口を出してくるのである。当然よかろうと思って口出ししてくるので、その意見を取り入れないと機嫌が悪くなったりもする

「智に働けば角が立つ。情に掉させば流される。意地を通せば窮屈だ。 兎角に人の世は住みにくい」漱石の最も有名な一文をいつも思い出す。昨日第149回芥川賞の発表をラジオで聴いた。芥川は夏目漱石の門下生であった。

ふと考えた、せっかちで少し情報通な添乗員なのか?
ちなみに生年月日を使う動物占いによると、私は「新しいことを知るとモチベーションが上がるタイプ」なのである

※頻繁に乗車していると運転スピードに微妙な違いがあることに気が付く。時速5km~8kmくらいの差があることをドライバー席のうしろから確認したことがある。300kmのコースであれば、5kmでも約1時間の差が生じる。バスドライバーにも、早く帰着したい人とのんびりな人がいる。この場合は、「せっかちなドライバーさん」を個人的に好む
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by banboobook | 2013-07-19 16:36 | ツアーコンダクター
バス添乗員 ブログでのつぶやき~ちょっとだけ苦手なこと その五

日本語俗語辞典によると”おつぼねとは職場を仕切る古参の女性社員を意味し、お局と書く。おつぼねは「意地悪」「口うるさい」といった意を含み、そういったOLを嘲ったり、侮蔑する際に使われることが多く、尊敬する先輩OLに使われることはほとんどない”

バスツアー添乗員は季節労働者である。1月中旬から3月初旬までは仕事量が激減するし、通常でも平日よりは週末のほうが圧倒的に需要が高い。そういった事情もあり、バス添乗員は派遣契約の人が圧倒的に多いのだ

そんなかんだで、ベテランのバスガイドから部下のような扱いを受けることがある。「明日のツアーは、あのお局さま・・・今から胃が痛い」と漏らす女性添乗員の声を聞いたことがある。

その噂のお局さまと一緒になったことがある。うわさ通りにいろいろ言われて、確かに気分を害した。しかし何よりも腹が立ったのは、コースについてまるで事前準備ができておらず、ガイド内容にミスが多かったことである。

「お客さんが知りたいポイントをついた的確なガイド、ほれぼれするような歌唱力、素晴らしい笑顔と接客などなど」さすがプロと思わせるようなベテランガイドさんもいる。その違いを生む要因は何なのだろうと余計な事を考えてしまうのである
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by banboobook | 2013-07-19 12:36 | ツアーコンダクター
バス添乗員 ブログでのつぶやき~ちょっとだけ苦手なこと その四

添乗員・ツアーコンダクターを日本の旅行業法で説明すると「旅行会社の企画旅行に同行して旅程管理業務をおこなう者」となる。バスツアーの添乗員は、まさに「旅程管理」という言葉がぴったりだ。逆に言うと、それがすべてという感じである

そのバスツアーは週末、特に行楽シーズンの土曜は確実に旅程管理表に刻印された時刻通りにいかなくなる。最低限のルールとして、パンフレットに記載されているスポットには、すべて立ち寄らなければならないのだが、1時間~2時間くらいの遅れは当たり前である。早い時間に閉館してしまう施設や、暗くなると入園できない農園などもあったりするので多少頭を使うことになる

遅れが生じた場合は、ランチ会場への連絡は必須。入れ替えで団体客を受け入れているランチ会場などの場合、時間調整も難しくなる。立ち寄る順番を変えたり、ドライバーさんと相談したりとパズルをしている感覚になる。

そんな中、やっかいなのがツアー途中に入っている「鉄道」である。関東圏バスツアーでの代表的な鉄道を上げると以下の3か所

・埼玉県秩父鉄道 SLパレオエクスプレス
・山梨県小海線 清里 - 野辺山間
・神奈川県 箱根登山鉄道

SLバイオエクスプレスは1日1往復、小海線は2時間おきの運行だったりするので、乗り遅れるとちょっとだけ大変になる。それだけに神経も多少は使う

「清里から乗って、野辺山で下車しないお客さんを見逃してしまった」等のトラブルに出会ったことはないが、とにかく疲れるのは事実である。

箱根登山鉄道は別にして、短い区間を「とりあえず体験する」という「形」だけのスタイルが嫌なのかも知れない。「期待した割には・・・・」・「待った割には・・・・」といったお客さんの反応も多いのである。添乗員からすると「神経を使った割には・・・」ということになる

※GW及び紅葉シーズンの箱根登山鉄道は最悪である。通勤地獄並の混雑で、発車寸前に一部のお客さんが押し出されてしまった経験がある。それでも旅の途中での出来事、しばらく経てば「話の種」に変化するだけだ。「世の中のほとんどの問題は、時間が解決してくれる」・・・誰が最初に言ったのか知らないが、自己啓発系の書籍で時々見かける迷言だ。時間により神経を使い、その時間が解消してくれるのだから、笑うしかない
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by banboobook | 2013-07-18 21:48 | ツアーコンダクター

初日の出ツアー

バス添乗員ブログでのつぶやき~ちょっとだけ苦手なこと その三

大晦日の夜に山手線界隈の駅を出発し、元旦の午後に戻ってくる初日の出バスツアーをご存じだろうか?毎年同じコースに参加する常連客もいて、恒例のツアーなのだ

バス添乗は苦労が少ないと繰り返し記述してきたものの、この初日の出ツアーの箱根神社初詣は大変だった記憶がある

21:00 東京出発
23:00 箱根着~初詣で渋滞、駐車スペースを探すのにうろうろ・・・しかも寒い
00:00 極寒の中、パワースポット箱根神社で初詣
02:00 箱根駒ケ岳ロープウェイ駐車場へ、バス車内で仮眠(いびきで眠れない)
04:40 天候及びロープウェイの運行確認、山頂は悪天候とのこと
05:50 ロープウェイが動き出したので登頂、待合室で待機。日の出時刻は6:50
06:30 悪天候により日の出は観れないとのアナウンス
      下り乗場に数百人が殺到、氷点下の屋外に押し出される人続出
      ロープウェイ下に待機するドライバーへの携帯電話が不通
08:00 なんとか下山、下界は快晴
09:00 海岸線へ移動、富士山を拝みながら、豪華なモーニング
10:00 箱根へ戻りホテルで温泉
14:30 東京帰着

時系列で記述してみると・・・寝不足の中、氷点下の山頂で大騒ぎする人達を眺めていたに過ぎない・・・それでもこのツアーには二度と参加したくない。実際、このツアーを避けようとする添乗員は多い

一緒に楽しめるツアーもある中で、この日の出ツアーは添乗員かお客かで天地の差がある

※天地の差を逆転させるのは簡単だ、お客になって参加すればよいのである。その場合、受給が支払に逆転するのは言うまでもない。
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by banboobook | 2013-07-18 09:08 | ツアーコンダクター
バス添乗員 ブログでのつぶやき~ちょっとだけ苦手なこと その二

観光客の国別の評判に関するアンケート調査で例年日本が総合1位にランクされている。部門別でも「行儀が良い」「礼儀正しい」「ホテルで大騒ぎをしない」「クレーム・不平が少ない」全て圧倒的なポイント差で1位

国内バスツアーにおいても、外国人客と比較すると日本人のお客さんが評価されている事実を実感する。バスツアーなので大きな苦労はないにしても、遊覧船・ロープウェイ・電車などを乗り継ぐバスツアーにおいては、時間は悩みの種となる。特に週末

日本人が細かすぎるとも言えるのだが比較すると、外国人客は時間にルーズである。

ある程度の英語はできるので集合時間等は伝えることができるが、全く日本語のわからない外国人は、自由行動中に迷子になることが珍しくない。小人数の場合は目を光らせているのでよいが、10人前後の団体の場合は幾つかのグループに分かれるのでフォローできない

GW中の箱根において、電車・ケーブルカー・ロープウェイを乗り継いて山越えをするツアーがあった。駅ホームは観光客でごった返して通勤時間帯の山の手線なみ、ここで外国人客3名が行方不明になったことがある

1時間みつからなかった時には多少あせったが、ロープウェイの係員の目撃情報により、なんとか出会うことができた。出会った時に「ハーイ」と何事もなかったかのように大声で笑う姿を今でも思い出す。申し訳ないといった態度はみじんもない

これに対して集合時間ぎりぎりに戻ってくる日本人客は「すみません」と言いながら乗車してくる。遅れたわけではないのに、外国人が聞いたら不思議に感じることだろう

「他人に迷惑をかけてはいけない」・・・この言葉が多くの日本人の潜在意識に刻まれていることを実感する瞬間だ。そんなわけで旅行関係者にとって、日本人客は総じて仏様のようである

※ちなみに先のアンケート調査で最下位はフランス人・・・「態度が大きくて無礼」「チップの気前の悪さ」共に2位。「地元の言葉を話そうとしない」は圧倒的なポイントで1位、「地元の料理に興味が低い」3位。総合的に悪いポイントが足を引っ張り、最下位となった。ファッションセンスは高評価(2007年度)

幸いなことに国内バスツアーでフランス人に出会ったことはない
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by banboobook | 2013-07-17 23:08 | ツアーコンダクター

炎天下の群馬

バス添乗員ブログでのつぶやき~ちょっとだけ苦手なこと その一

埼玉県熊谷市で40.9℃を記録したのは2007年8月16日14時42分
違う年の8月16日群馬日帰りバスツアー、その日は39度まではいかないものの旧型バスだったこともあり、後部座席は確かに暑かった。しかも満員御礼

通常の大型バスは後部座席下にエンジンを搭載している。後部座席は若干スペースが広いので大柄な男性には好まれるが、気温に敏感な女性には大敵である

バイキングランチ会場に着くと、中年女性からクレームが入った
「金払ってツアーしているのに、なんで苦痛を味合うのか!」

停車中はエンジンを切るのがルールだが、ドライバーさんに頼んで停車中もエアコンをつけたり、冷たいおしぼりを配布したりとできることはしたつもり

14時30分ごろ、次の目的地にて「アフリカで乗ったバスの方がマシ、これでお金を取るのか!本社に連絡しろ」、この時には語気が荒くなり、二つとなりの席の主婦を味方につけていた

仕方なく電話するも予想通り「現場でなんとかしろ」

このツアー、よりによってディナー付のツアー
新宿に着いたのは20時30分、まるまる9時間クレームの中で仕事したことになる
「言霊」という表現があるが、クレームの声は確実にエネルギーを奪う(着いてからも約30分対応した)

「まあ暑いのはあんたのせいではないけど」女性は鬼のような形相で帰宅の途についた。他のお客さまのほとんどは昼・夜バイキング付のお得プランに満足の様子だったのに

「これだけ暑ければエアコンが効かなくなるは当然だ」とは別のお客様の声、クレームを受けている姿に同情してくれたのだが、ありがたい一言

同じツアーでありながら・・・「目の前の環境は全て自分でつくっている」というスピリチュアル的な言葉を実感したツアーだった

※後で思い返すとクレームの女性二人は、どちらも男性同伴、おそらくご主人だと思う。男性からは一言も文句がでなかった・・・・こちらは1日限りのお付き合い、それを思うと微笑ましい
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by banboobook | 2013-07-17 12:36 | ツアーコンダクター
海外旅行と違い、バスツアー添乗は楽である

渋滞や事故が重なり旅程管理に苦労することもあるが、だまっていても目的地にはドライバーさんが連れて行ってくれる

苦労とまでは言えないが、ちょっとだけ苦手な7つのこと

1.炎天下の群馬ツアー
2.日本語のわからない外国人団体
3.初日の出ツアー
4.行楽シーズンに鉄道を利用するツアー
5.添乗員を部下だと思っているお局バスガイド
6.せっかちで情報通のドライバー
7.真夏の長距離バスツアー
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by banboobook | 2013-07-16 22:36 | ツアーコンダクター